戦国時代や近代化以降の数々の戦争が意識に刷り込まれているからなのか、日本は四六時中戦争をしている国だと思っている人が大半だと思いますが、有史以来の長い歴史を俯瞰し特にヨーロッパと比較してみると、意外に対外戦争をしていない国です。
「日本は戦争をしない国 P.221」
400, 404 高句麗との戦い(好太王碑に書かれている)
663 白村江の戦い
1592-3, 97-98 文禄・慶長の役(秀吉の朝鮮出兵)
(8-10c 新羅の入寇、1019 刀伊の入寇、1274, 1281 元寇、1419 応永の外寇、は防衛のための小規模な戦闘なので除く)
近代化まで、これだけしか対外戦争をしていません。ペリーが来航して開国してからは戦争に次ぐ戦争で破滅に向かいました。
1874 台湾出兵
1894-95 日清戦争
1900-01 北清事変
1904-05 日露戦争
1914-18 第一次世界大戦
1918-22 シベリア出兵
1931-33 満州事変
1937-45 日中戦争
1939 ノモンハン事件
1940 仏印進駐
1941-45 太平洋戦争
以後、70年以上戦争をしていません。歴史的に見てこの戦争が続いた70年あまりは相当特殊な時期だったと言えましょう。もう二度と戦争をしてはいけません。今度こそ本当に国が滅びます。
メーカの技術者から経営者に転身した筆者が、ひょんなことから学生時代に嫌いで苦手だった日本史・世界史をコツコツ勉強し始めました。その成果や歴史について思うところを脈絡なく書き綴ります。
2018年8月31日金曜日
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アジアからの視線、視点
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