第5章 大唐帝国から見た「東方の大国」日本
この章で面白いのは、玄宗皇帝が各国からの朝貢使節団を接見する儀式での席次問題です。当初、東の上座に新羅、西の上座に吐蕃(チベット)、東の下座に大食(イスラム帝国)、西の下座に日本、だったのが、日本を東の上座にしてもらった、という件です。つまり大唐帝国から見て日本は吐蕃と並ぶ大国であることを認めさせたということです。
どの世界もいつの世も席次にこだわりがあるし、国際関係では特に大事、ということと、日本は当時から大国扱いされていた、ということを認識しました。
メーカの技術者から経営者に転身した筆者が、ひょんなことから学生時代に嫌いで苦手だった日本史・世界史をコツコツ勉強し始めました。その成果や歴史について思うところを脈絡なく書き綴ります。
2018年8月18日土曜日
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アジアからの視線、視点
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