私の父は京城、今のソウル、で生まれました。祖父も祖母も日本人ですが、その当時今の韓国は日本だったのです。士族ではありましたが祖父は確か三男で、家督も継げず外地で一旗揚げるような感覚だったのでしょう。家も建てたようですが終戦で家財道具一切合切置いて引き揚げ、その後は食うや食わずで相当苦労したと父から聞きました。
方や私の母は生まれは長崎ですが、その養父の仕事の関係で満州に渡りました。1945.8.9ソビエトが中立条約を破棄して侵攻して来たため住んでいた土地など全てを捨てて、一年滞在した後引き揚げて来ました。原爆のことは引き揚げるまで知らなかったそうです。
今の人間に当時のことはわからないので当時の人のことを一方的に非難することはできませんが、戦況や世界政治の状況をもっと知って冷静に対応できていれば政府に騙されることもなかったのでは、とも思います。
私も孫を持つ歳になって、次、その次の世代が平和で過ごせるように、過去のできことを、そして史実や世界を知る大事さを伝えることが残された人生の課題だと感じています。
メーカの技術者から経営者に転身した筆者が、ひょんなことから学生時代に嫌いで苦手だった日本史・世界史をコツコツ勉強し始めました。その成果や歴史について思うところを脈絡なく書き綴ります。
2018年8月11日土曜日
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アジアからの視線、視点
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