第4章 白村江の敗戦から「日本国」の独立へ
第3章までは前振りとして、第4章からいよいよ日本が大陸と対峙してどう付き合って行くか悩む時代が始まります。
先日、福岡の太宰府と隣接する国立九州博物館に行って来ました。太宰府は7世紀後半、今の福岡に設置された行政機関で、現在の外務省、防衛省、県庁、等を統合したイメージの役所だったそうです。白村江の戦いの後、防衛のために防波堤のような「水城(みずき)」が作られ、九州博物館にその展示がありました。
「白村江の戦い」とは、当時世界最大の帝国であった唐と新羅の連合軍に挑んで負けた戦いです。ちなみに私の時代は「はくすきのえ」と言っていましたが、最近は「はくそんこう」と読むようですね。
この後、壬申の乱が起きますが、これは唐に服従するか否かの戦いで、結局唐の支配を脱して日本国の独立を確立した、大きな意味のある戦いだったようです。当時一歩間違えば今は中国の一部だったかもしれませんね。
メーカの技術者から経営者に転身した筆者が、ひょんなことから学生時代に嫌いで苦手だった日本史・世界史をコツコツ勉強し始めました。その成果や歴史について思うところを脈絡なく書き綴ります。
2018年8月15日水曜日
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アジアからの視線、視点
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